3部構成の②です。
デジタル制御:最初の最初①で、デジタル制御を連続系で近似する方法があることを知りました.今回は近似の効能を確認するところをスタートにしてみます.
制御系のモデルとしては、ここまでで3つあります.
ここで、 , とします.
さらに、PIコントローラの係数として , を採用して、
①の閉ループ伝達関数 が、 , 程度になるように調整しました.
センサのサンプリング周期 は制御周期 の1/100未満として、
サンプリングによるむだ時間などは無視できると仮定しましょう.
さらに、PIコントローラの係数として
①の閉ループ伝達関数
センサのサンプリング周期
サンプリングによるむだ時間などは無視できると仮定しましょう.
確認のため、連続系(オリジナル)のステップ応答を確認すると以下の通りです.
次に、制御周期を1kHz (
閉ループ系の周波数帯域が10Hz程度であるのに対して制御系が1kHzあるので、
デジタル化による問題は生じてないように見えます.
まだまだ制御周期を落としてみましょう.500Hzと250Hzです.
250Hzで「連続系近似」が「デジタル制御」を近似できなくなってきているように見えます.
さらに制御周期を落として、125Hzと62.5Hzです.62.5Hzに至っては遂に発振してしましました.
この発振するかしないかの閾値は、この系の場合だと70Hz前後にあり、
そこ周辺の制御周波数でシミュレーションしてみると
75Hzで収束し、70.5Hzで持続的な振動が起こる…という現象が見られます.
この辺では「連続系近似」はもはや用をなしていないですね.
この70Hzという数字、どこから来たのでしょう.
つづく⇒ デジタル制御:最初の最初 ③